2018年2月14日

世界でも最高の実績と品質を誇るインプラントシステムを提供します

インプラント体の種類について

現在、世界中で流通しているインプラントシステムは100種類以上あります。メーカーごとに様々な特徴があり、症例ごとに向き不向きがあります。当グループでは、世界最大シェアを誇る「ストローマンインプラント」など、複数のインプラント体を採用しています。患者さまのご希望や体質に合わせて、最も適したインプラント体をお選びしますのでご安心ください。

身体に優しいチタンを使用
インプラントの素材にはいくつかの種類がありますが、もっとも多く使われているのがチタンです。チタンは金属の中でも生体親和性に優れ、骨と結合しやすく長期にわたり安定して使用することができます。チタンは歯科医療以外でも、ひじや膝の人工関節や心臓のペースメーカーなど、様々な医療現場で使われています。

ITIインプラント(ストローマンインプラント)

ストローマンインプラントITIインプラントはスイスのストローマン社で製造している1回法の代表的なインプラントで、1974年から臨床応用されています。最近ではストローマンインプラントと呼ばれています。

ITIインプラントの大きな特徴は、フィクスチャー(インプラントの歯根部分)表面の「SLA」(Sandblasted Large-grit Acid-etched)という性状にあります。これはストローマン社が独自に開発したもので、フィクスチャー表面にマクロラフネスとマイクロラフネスを与え、骨と結合する「オッセオインテグレーション」を促進するというものです。これにより、インプラント体と骨との早期の結合が期待でき、早ければインプラント体の埋入後約6週間という短期間で上部構造を装着することができます。

アンキロス

アンキロスアンキロスインプラントは1985年にドイツで開発されたインプラントシステムです。アンキロスインプラントの表面はサンドブラスト処理で、上部構造に負荷がかかる段階で骨吸収を明らかに減少させることが、1987年以来行われている臨床研究により裏付けられています。また歯肉の退縮が見られたのは全症例のうちわずか2%しかなく、インプラント周囲の組織の状態の安定性が非常に高いことが特徴のインプラントシステムです。

ザイブ

ザイブザイブインプラントは、これまで治療が困難であった無歯学や骨吸収の進んだ顎堤に対する「機能修復」への適応だけでなく、審美修復の概念で開発されたインプラントシステムです。美しい口元をつくりあげるためのインプラント周囲の細かな要素まで自在にコントロールするパーツが豊富で、自然な歯肉形態への誘導や、より審美的な補綴物の制作を可能にし、補綴物のみならず歯肉粘膜まで美しい色調に整えることが期待できます。また多数歯欠損に適しており、様々な症例に適した補綴デザインを選択することができます。

お口の状態やご希望に合わせて術式も選んでいます

インプラント術式について

インプラントの術式は大きく分けて1回法と2回法があり、あごの骨やお口の中の状態、使用するインプラント体の種類に合わせて術式を選びます。一般的に2回法を採用するケースが多いようですが、最近はインプラント体の改良が進み、1回法で行うケースも増えています。当グループでは患者さまのお口の状態やご要望に合わせて使い分けています。

1回法
インプラント体を埋入した後、頭の部分を露出させておく方法です。アバットメント装着時に歯肉を切開する手術を行う必要がありません。また、ワンピース型と呼ばれるアバットメントが不要なインプラントを使用する場合もあります。お口の状態によっては適応不可なケースもあります。

2回法
手術を2回に分けて行う方法です。1回目の手術でインプラント体を埋入した後、傷口の上に歯肉を被せます。その後、2回目の手術でインプラント体の先端を出してアバットメントを取り付けます。

1回法と2回法のメリット・デメリットについて

1回法、2回法、それぞれメリット・デメリットがあります。患者さまのお口の状態をしっかり診断した上で、最適な術式をご提案します。

1回法のメリット
・手術が1度で済むので、患者さまの負担が少なくて済む
・2回法で行うより治療期間(手術してから最終的な被せ物が入るまでの期間)が短くて済む
1回法のデメリット
・露出したインプラントに外力がかかり、骨との結合が阻害される可能性がある
・骨造成や骨移植を併用すると、2回法に比べ感染リスクが高くなる

2回法のメリット
・ほとんどのケースで適用可能
・治癒期間の感染リスクが低い
2回法のデメリット
・手術が2度必要になるため、1回法よりも患者さまの負担が多くなる
・治療期間(手術してから最終的な被せ物が入るまでの期間)は1回法よりも長くなる