安心してインプラント治療を受けていただくために

インプラント治療の流れ

インプラント治療開始から終了までの期間は、おおよそ3~5か月です。どの位置の歯か、むし歯や歯周病の有無などによって治療期間が異なりますので、患者さまのお口の中の状態やライフスタイルに合わせながら治療計画を作成します。

また、通常はインプラント体を埋入した後に仮歯を装着しますので、見た目や日常生活への影響はありません。治療期間中の通院回数はそれほど多くはありませんので、お仕事が忙しい方でも安心です。当グループでは治療期間を短縮した短期インプラントや、短期間に治療を行う集中治療にも対応しますので、ご相談ください。

インプラント治療の流れ

問診・カウンセリング
問診票のご記入を頂いた後に検査とカウンセリングを行います。患者さまがどのような状況で歯を失ってしまったのか、どのような治療を希望されているのかをお伺いします。カウンセリングでのお悩みやご要望、診査診断を基に患者さまに適した具体的な治療方針を一緒に考えていきます。

次へ
診断と治療計画についてのご説明
患者さまのレントゲンや模型(歯型)を取らせていただきます。模型につきましては咬合器という装置に装着し、より分かりやすく説明します。最終的に理想的な被せ物やインプラントの位置、本数などを検査に基づきお伝えいたします。より詳しい検査が必要な場合はCT検査を行います。

次へ
インプラント手術(埋入)
手術前に麻酔専門医による問診の後、安全に静脈内鎮静麻酔をかけて麻酔専門医の許可が出てから治療を開始します(インプラントの本数が1~2本程度の場合や、患者さまが静脈内鎮静麻酔を希望されない場合はこの限りではありません)。
インプラント体をあごの骨の中に埋め込む手術を行います。手術方法は1回法と2回法があり、患者さまのご要望やお口の状態によって、適切な術式を選択します。通常2~3本を埋めるのに掛かる時間は、麻酔がかかってから30分~40分程度になります。

次へ
治癒期間
あごの中に埋められたインプラント体が、周囲の骨と結合するまで安静な期間を置きます。骨の状況や部位によって異なりますが、約2ヶ月から6ヵ月です。この治癒期間に仮の歯を入れる事も可能です(部位によっては仮の歯が入れられない場合もあります)。

次へ
アバットメント(支台)の取り付け
治癒期間が終了してから、骨の中に埋まっているインプラント体と被せ物を装着するためのアバットメント(土台)を、歯肉を少し切開して取り付けます。その後2~3週間程度、歯肉の回復を待ちます。

次へ
上部構造のセット
印象採得(型取り)を行い、歯科技工所で上部構造を製作します。完成後、口腔内で咬み合わせなどをチェックしたのち、インプラント体に取りつけられたアバットメントに装着します。

次へ
治療後の定期検診とメンテナンス
3ヶ月〜6ヶ月に一度のペースでメンテナンスを行います。定期検診による咬み合わせのチェックとプロによるクリーニング(PMTC)、そして毎日のきちんとした歯磨きがインプラントを長持ちさせるための秘訣です。

インプラント手術前、手術後の注意

手術前のお願い
前日は睡眠を充分にとり、体調を整えておいてください。 化粧は薄めに、爪は短く、マニキュアは落としておいてください。 コンタクトレンズは外してください。 手術前に抗生物質、痛み止めを飲んでいただきます。 長髪の方はまとめてください。 入れ歯や装飾品は外してください。 手術後、数時間は少しぼーっとする場合がありますので、回復するまで車等の運転は控えてください。 手術の翌日は消毒のため、ご来院ください。

手術後のお願い
お風呂は軽く流す程度か、シャワーにしてください。 飲酒・喫煙は可能なら2週間は控えてください。 手術後より2~3日は過激な運動は避けてください。 処置した所を指や舌でさわらないでください。 今まで使用されていた義歯はできれば使用しないでください。 手術当日は、強いうがいをしないでください。 普通1日位は唾液に血が混ざりますが、出血が多いときは清潔なガーゼか脱脂綿をまるめて傷口にあてて、20分くらい噛んでください。もしそれでも流れる程度の出血がある場合には、ご連絡ください。 手術後はお薬を服用していただきますので指示通りにお飲みください。また痛みがなくても鎮痛剤以外の処方された薬(抗生物質等)は(腹痛・下痢・湿疹など)がない限り完全に飲みきるようにしてください。 食事は軟らかいものを麻酔が覚めてから手術部位を避けて噛むようにしてお取りください。手術部位に刺激が加わると感染の原因になりますのでご注意ください。熱いもの、刺激物も要注意です。 顔の腫れや内出血斑(青アザ)が、人によっては出ることがあります。腫れは2~3日目がピークになりますので、2~3日間冷水で湿布してください(20分毎)。しかし氷などの極端に冷たい湿布は、かえって治癒を悪くしますので避けてください。内出血は数日で自然に消えていきますので、ご心配いりません。

インプラント治療後の手入れ・メンテナンス

ホームケアホームケア
より長く快適にインプラントを使っていただくために、ホームケアがとても大切です。歯科医師や歯科衛生士の指導に従って、正しいブラッシングやお手入れを行ってください。

上部構造はもちろんですが、歯ぐきとの境目を丁寧に磨きましょう。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスなども効果的に使いましょう。インプラント部分だけでなく、お口の中全体を清潔な状態に保つことが最も大切です。

定期検診定期検診
インプラント治療を行った後は、定期的な検診とメンテナンスを受けることが必要です。検診では、インプラントの周囲に炎症は起きていないか、上部構造がゆるくなっていないか、咬み合わせは問題ないか、などを定期的にチェックし正しいお手入れ方法をアドバイスします。

当グループでは、検診のお知らせを定期的にお出しています。インプラントを快適に使っていただくために、精密検査・レントゲン検査、クリーニング等のアフターフォローをしっかりとさせていただきます。

カウンセリングをおこなっております

カウンセリングをおこなっております